寛解に向かう明日

生き残れ!統失サバイバーかなえの日記

救えなかった黒猫

昨夜悲しい夢を見た。

わたしは猫と会話が出来る人になってて、(村上春樹の小説、海辺のカフカにでてくる猫と話せるおじさんみたいな)近所の黒猫と庭先で話していた。黒猫は雌で、傷だらけだった。わたしと会話するとき、黒猫は若い女の子になって、飼い主が蹴飛ばしたり叩いたり尻尾を踏んだりするのだと言った。痛いよね?と訊いたら、痛いよと言った。わたしは、痛い思いをしてまで、今の飼い主のところにいなくてもいいよ、わたしはあなたを助けられるから、ここから逃げようと言った。でも黒猫は、それでも飼い主は優しいときもあるのよ、膝の上に乗って撫でてくれるときもあるの。だから私はここでいいの、と言った。黒猫は、私を気にかけてくれてありがとう。それだけで嬉しかったわ、と言って、猫の姿に戻って家の中に入っていった。次に黒猫に会いに行ったら、黒猫はもう死んでた。そこで目が覚めた。悲しかった。

 

今日、お仕事が終わったあと、15分くらいYさんに注意、というか怒られた。わたしは今の職場で3年働いていて、なのに全く成長が見られない、スキルアップしてないって言われた。わたしはわたしなりに、障がい者枠に逃げるつもりはないけどそれなりに精一杯やってきた。わたしはゆっくりしか成長出来ないから、「今、ようやくどの部屋を優先して清掃すべきか理解出来てきました」って言った。そしたらYさんは「そんなものは1年目で分かることよ」と言われた。「あなたは本当に仕事が雑」「臨機応変がまるでダメ」「障がい者枠でもお金をもらっているのだから、それ相応の仕事をして」「苦手を全然克服してない」そして、「出来ないなら、辞めたら?」というニュアンスのことを言われた。

先日、Twitterで「今の仕事を頑張る」と書いた。頑張ろうと思った。でも、もう無理だって思った。わたしの精一杯は、雑な仕事だったんだ。悲しかった。

 

帰り道、電車の中で、A型作業所を検索した。沢山の作業所が出てきた。別に今の職場にこだわる必要なんてないって思った。3年頑張った。それを糧にして、これから新しい道を探していこうかなと思った。生きやすいように生きてみようと思ったよ。黒猫みたいに我慢して耐えて生きなくてもいいのかなって思ったの。